現実でも夢でもなく

摂食障害と鬱と闘いながら生きてるOL。プロザックで治療中。

病院 先生と話す

アシスタントのお兄ちゃんとのヒアリングを終えて、

いざ先生のカウンセリングが始まった。

 

・・・が、想像していたそれとかなり違っていて愕然とした。

 

結論から言うと、

 

先生

摂食障害ね、このクスリがイイよ!」

の一言。

 

こいつ大丈夫かな~~

でも、

悪い感じはしない。

 

というジャッジをした。

 

※基本的に人嫌いな私にとって「悪くない」は

かなり低い確率でしか出てこない好評価。

 

先生曰く、

 

・よく言われている、摂食障害の原因は

親子関係や対人関係にあるというけど、そんなのウソ。

 

・鬱とかボーダーとか合併症もあるかもしれないけど、

結果として「摂食障害」だから前述した病名なんてどうでもいい

摂食障害」を治せばいい

 

・入院したって、退院したら翌日から過食する

→これはよくわかる。

結局、できない状態にする事は意味がない、

本人がやらなくていい、と思わなければ意味がない。

 

・クスリをネットで調べたって意味ないよ。

1000良い事が書いてあれば2000悪い事が書いてある。

→確かにそうだね、私も常に一般論を無視して生きているので

ネットの話題は信じない事にした。

 

その他、

「この薬はいいんだよ・・頭が冴えるから、受験の時なんかに使えばいい」

とか(受験にドーピングw)

「過食にはまるから婚期が遅れる」、

とか言いだして、

こいつ大丈夫かな・・・

思う事も多々あったが、

 

悪い気がしなかったのは、

物事を多面的に見る事ができるというか、なんというか、

見方、考え方によって悪くも良くも見えると言う事を知っている人だった。

いろんな治療法して、良いやり方、悪いやり方、たくさん見てきたんだと思う。

 

摂食障害→何が原因か→鬱か、親子関係か→病院で隔離するか→様々な治療

→ゴニョゴニョ試す・・・→ゴチャゴチャ考える・・・→

 

めんどくせ~な~~

結局本人のやる気だし、薬が一番効くじゃねーか!

 

という結論に至ったのだと思う。

 

 

実は私も薄うす気が付いていた。

心に病を抱えながらも、

普通に働いて、経済も破綻しないでいるのは、

心のどこかで、

これ以上はまずい、

みたいなブレーキが効いているのだと思う。

 

動けない程鬱の症状が出たり、

借金する程食事につぎ込む、なんて事は

絶対にないと思う。

 

(人にみじめな姿を見られるくらいならその前に死にたい。)

 

私は都合のいい時だけ鬱になっているのだ。

 

 

その証拠に、食べる事より優先すべき趣味がある。

 

ヒアリングの時に

「その趣味がおっくうになってきたという事はありますか?」

と聞かれた。

 

え、そんな事あるわけないじゃん、

と思った。

 

そうか・・・

本当に重症な人は、

そんな自分にとって大事なものさえ

見失ってしまうんだ・・・

 

先生も見破っていたと思う。

 

普通に社会に出て趣味もある、

人前ではそんな影を全く見せず、過食の症状も出ない。

都合いい時(人に見えない、一人になった時)

だけ鬱鬱して、過食している・・・

 

この先生のちゃらんぽらんな態度から、

私の症状ってバカバカしいものなんだなーって思った。

 

心療内科って

もっと、

これまでの生い立ちとか人間関係とか、

心の奥底を打ち明けるようなカウンセリングなのかと思っていた。

 

でも、そんなのも意味ないかもね。って思い始めている。

 

心の病気なんて恋と一緒で、

恋してはダメなんて言われてもしちゃうもんだし、

あの人は低学歴だしフリーターだし、女の人いっぱいいるからって

諭されたって、それで恋が終わる事なんてないし、

 

まあ、

そういう話しあい無駄だから、

思いこみ過ぎない薬でも飲んどけ、

っていう感じだった。

 

(いや、ほんとにめんどくさかっただけかな?)

 

料金は、

850円だった(薬は別)

お・・これくらいなら、

他の所も行ってみてカウンセリング比べしても良いかも。

 

処方された薬は

プロザック

だよ。