現実でも夢でもなく

摂食障害と鬱と闘いながら生きてるOL。プロザックで治療中。

親のこと

両親は私に愛情を注いでくれて
尊敬も感謝もしているし大好きである事前提に書く。


親は私が過食嘔吐している事を知っている。
一緒に住んでいれば当たり前だ。
(今は離れて暮らしている)
しかし数年気が付かなかったのだ。
鈍感なのである。

私ががりがりに痩せていた時期も気が付かなかったのだ。

そして、過食嘔吐は知っているが、
摂食障害という言葉は知らないかもしれない。
よく私に、
「トイレが汚れるから吐くのやめて」
と言っていた。
吐きたくて吐いてるわけじゃない、
とめどない食欲は自分ではどうする事もできず、それは、呼吸をするのをやめろと言っているのと同じであった。

説明するのも面倒くさい。

父は大人しく私とはほとんど話さない。
母は、鈍感であった。
末っ子のB型で、いつも自分の事しか話さない。
人の気持を汲むという事が一切できないのだ。


この間、母とランチをした。

地元の、私の同級生の話をずっとしていた。
母親同士は今も交流があるそうだ。

中学校の集まりあったんだってね?
あなたは行かないの?

なんて言ってた。

御多分に漏れず、人間関係に神経質な私は中学校の同級生なんて諸悪の根源くらいに思っていて縁は切っている。

それとなく、地元に友達なんかいないって、言った事もあるのに。

おそらく母は理想の娘像と会話をしているのだろう。

実家に戻ってきてら?
と、問われた時、思わず
絶対に嫌だと言ってしまった。
もしかしたら少し傷ついたかもしれないけど、悟ってほしい。


それから、
海外旅行に行きたい、
来年、イタリアに一緒に行こう、
なんて言っていた。

私は治療を始める事を決めたばかりで、
どれだけ費用がかかるのか不安で、
とてもじゃないけど返事ができなかった。

母の話が、
他人事のような、
遠い話にしか聞こえなかった。

もはやずっと上の空だった。


でも、
家族の幸せを願っているよ。