現実でも夢でもなく

摂食障害と鬱と闘いながら生きてるOL。プロザックで治療中。

クリニックへ行ってみた

前回の病院探し、続き。

 

予約当日、いざ行ってみた。

都内一等地にあるそこは

とても可愛らしい外観で

まるで病院らしくなく、

中は白を基調としてお花などが飾られ

いかにもスイーツな感じだった。

 

あーこういう装飾費も治療費に上乗せされるのか・・

なんてがっかりしていた。

 

受付の女の子もいかにもスイーツっぽくゆるふわで

こちらの悩みなんて打ち明けるだけみじめになりそうな感じがした。

 

そして、いざカウンセリングが始まった。

担当の女性はマスクをしており、

表情が見えいものの

始終無表情であった。なんとなく打ち解けられない。

というか全く心開いてない感じだった。

(そういうのはすぐに気が付く)

 

にこりともしないこの人に

なぜ私の事を話さないといけないのか・・

と思いつつ、普段の食生活の話しをした。

どんな事思っている、考えている、

こんな事に悩んでいる、不安だとか、

そういった心情については話さなかった。

(普段の上っ面を使い、感じ良くするように心がけた・・つもり)

 

ふーん、

といった感じで聞き終わったその女医は、

過食が起こるメカニズムは栄養が足りていないからだと

あっさり結論を下し、5万のサプリメントの購入を勧めてきた。

とても論理的な説明だが

結局、パーソナリティには深入りせず、

テンプレート的な説明で済ませただけの話。

 

マスクして表情見えない人から

サプリなんて買いたくないわ・・と

思いつつ返事は保留にした。

 

その女医は出て行って

他の担当者が現れた。

華やかなその女性はにこにこしながら

とても愛想がよかった。

嘘の笑いでもいいから、この人にカウンセリングしてほしかったわー

(サプリは買わないけど)と思った。

その人も二言三言質問あっただけですぐに開放された。

 

今回は無料カウンセリングだけで

後の検査は全てお断りしたので

お金は払わず撤退した。

 

受付の派手なおばちゃんが

背を向けながら「お大事にどうぞ~」とか言ってたところも

気に食わなかった。

 

そこを後にして気が付いた。

ここは病院ではない、

エステのようなサロンだったのだ。

死にかけの人が頼る場所じゃない、

足りない所を金をかけて補うような、

あくまで心の充実を目的としている。

 

人の欲望に目を付けたこのサロン、

隙なんて見せたら最後、ケツの毛までむしり取られる。

 

まあ結局、摂食障害専門じゃなかったし、期待しないで良かった。

何だったんだろうこのサロン、不妊治療とかもしてたような。