【過去の話】地元の友人
手術をして、地元の友人達と縁を切るのには
さほど時間はかからなかった。
ある日、久しぶりに中学時代の友人(男の子)から連絡があり
「同窓会やろう、一緒に幹事しよう」
って言われた。
何にも考えずに引き受けて
しばらく一緒に何やら集まって計画立ててたりした。
それをきっかけに、久しぶりな友人達とも連絡をとったりしてた。
私は当時、手術をした後もあって、
顔にしばらく絆創膏のような肌色のテーピングをしていた。
(傷跡なので、日に当てられず・・)
久々に会う友人達、誰も何も言わなかったが、
ケロイドを治したってのはすぐにわかったであろう。
そういえば、あんなにからかわれたのに
手術した当初は何も言われなかったな。
もういい大人だったからかな、
あと、少しは好かれていたんだろうな。
(おバカキャラで絶対に怒らないし優しかったからね)
そう、そんな風にして、また同窓会の打ち合わせする時があった。
ファミレスとか、ゲーセンとか、若い子のたまり場みたいな場所で、
いつも知り合いが誰かしらいるようなところだった。
その時に、同窓会の幹事とは関係ない、
少し知り合い程度の中学の同級生(男の子)に会った。
共通の友人らが「○○、久しぶりだね~」なんて話して、
いつの間にか、合流していた。
しばらくして、その男の子が大爆笑していた。
何を話してたのかはわからなかったけど、
私が肌を手術した事を笑っているんだと
気がついた。
「まじ?あの汚い肌、治したんだ、わざわざ手術したんだ」
みたいな話をしていたんだろう。
こちらを見ていたわけでもない、
指差したわけでもない、
話した内容も聞こえなかった、
でも、笑い声は隠していなかった。
丁度帰り際だったから、
何も言わずスルーした。
その時、私は元親友と一緒だった。
かれこれ7年くらい親友だったのかな。
だからその子も気がついていたと思う。
その時、決心して、
その親友にだけ伝えた。
「私、やっぱり同窓会いかない。
ケロイドの事とか言われるのやだから」
初めてそんなこと言った。
これまでは、何も気がつかないフリして、
バカなふりして、ごまかしてた。
からかわれても、「ひど~い」
なんて言って笑って弱いふりをしていた。
親友はそういうこともわかっただろうから、
何も言わずに「そっか」とだけ言った。
そうして、当日はそのままぶっちする予定だった。
が、しかし、
いきなり前日に、幹事の男の子がうちにやってきたのだ。
「明日は幹事だけ早めの時間に集合な」
その時もばっくれたらよかったのに、
正直な私は
「あ、明日行かないから」
とか言ってしまった。
その男の子はめっちゃびっくりしていた、
なんでっ!?って
「バイトだから」
と謎の一言を発し、
逃げるように家に入った。
その男の子も、わりかし鋭い子だったので、
いろんな事に気がついただろう。
特にそれ以上問い詰める事なく
去って行った。
その後は一切連絡を取っていない。
また、そんな事をして失った友情に、
後悔をした事もない。
正直いうと、元から友情なんてなかったのかもしれない。
その後、7年来の親友とも縁を切る事になる。
(続く)
------------
ようやく過去の話をする事ができるようになった。
だいぶ、ふっきれているんだと思う。
墓場まで持ってくくらいの黒歴史だったもん。
実家から持ってきた、
WESTのお菓子、
焼き菓子マニアの私にしては珍しく、
まさかの、おいしくない・・
なんか、大人の濃い~味がする